
解決事例 / Case Study
取り壊すしかないと思っていた家が、もう一度住まいになるまで
神戸市垂水区・築45年戸建のふっかつ物語
はじめに
神戸市垂水区の戸建て住宅で、一人暮らしをされていた方が孤独死されました。発見は2日後。相続人の方はデイサービスを利用されている高齢の方で、神戸市からの通知書で初めてこの事実を知りました。 突然の知らせに戸惑いながらも、物件をどうすればよいかを調べ始めた相続人の方。しかし、築45年以上が経過した約50㎡の小さな家には家財が残されたままで、いわゆる心理的瑕疵(事故物件)にも該当する物件でした。 途方に暮れる中、行政が運営する住まいの相談窓口に相談したことがきっかけとなり、私たち「ふっかつ不動産」にお声がけいただきました。
相続人の方が抱えていた3つの不安
1. 突然届いた通知書と、何から手をつけていいか分からない戸惑い
通知書を受け取るまで、物件内で人が亡くなっていたことをご存じなかった相続人の方。ご自身もデイサービスに通う日々の中で、突然「相続」という現実を突きつけられました。物件を見に行くことすら難しい状況で、何をどの順番で進めればよいのか、まったく見当がつかなかったといいます。
2. 複数の会社に断られ続けた心の重さ
その相談窓口の紹介で、複数の不動産会社に相見積もりを依頼しましたが、返ってきた言葉は「現状のままでの買取は難しい」「建物を解体して土地のみであれば検討できる」というものばかり。相談のたびに買取を断られ、気力が削られていきました。高齢のご相談者さまにとって、何度も事情を説明し直す負担は非常に大きいものでした。
3. 解体費という重い負担
売れないのであれば、取り壊すしかない。しかし解体には数百万円かかると言われていました。残されたままの家財の処分費も含めれば、負担はさらに膨らむ見通しでした。その方にとって決して軽い金額ではなく、相続したこと自体が重荷になっていったと感じていたそうです。
ご相談者さまに寄り添った、解決までの3つのステップ

STEP1:ご相談者さまに寄り添う丁寧なヒアリング
最初の面談では、ご相談者さまの体調やお気持ちを確認することから始めました。「何もわからない」とおっしゃるご相談者さまに対して、物件の現況と選択肢の全体像を一つずつお伝えしていきました。何度も足を運ぶ必要がないよう、一度の面談で必要な情報をできるだけ整理することを心がけました。
STEP2:残された家財の整理と、再生価値の見極め
物件に残されていた家財の整理・処分を、ご相談者さまに代わって進めました。ご本人が手を動かす必要がないよう、搬出から処分までを一括で対応しました。築45年以上、約50㎡の狭小な戸建て。他社が「価値がない」と判断した物件でしたが、建設業の知見を活かして建物の構造や立地条件を改めて確認したところ、手を入れれば住まいとして再生できる可能性が見えてきました。
STEP3:「解体」から「買取」へ
再生価値を見出した上で、解体ではなく買取という選択肢をご提示しました。「解体で数百万円の出費を覚悟していた」というご相談者さまにとって、逆にお金を受け取れるという結果は、まさに想像もしていなかったものでした。建設業許可と宅建業免許の両方を持つ当社だからこそ、再生という第三の選択肢をご提案できたのです。
新たな始まり

ご相談からほどなくして、買取が完了しました。「取り壊すのに数百万円かかると言われていたのに、逆に買い取っていただけるなんて信じられませんでした」「どこに相談しても断られて途方に暮れていましたが、ふっかつ不動産さんに相談して本当に良かったです」契約後、ご相談者さまはそう振り返ってくださいました。
他社が「価値がない」と判断した家は、新しい住まいとして次のご家族を迎えています。 取り壊すしかないと思われていた場所に、もう一度灯りがともる——そんな住まいの再生に、これからも一軒ずつ向き合っていきたいと感じた事例でした。
同じようなお悩みをお持ちの方へ
当社では、他社に断られた物件でも、建設業と不動産業の両方の視点から再生の可能性をお探しします。公的な相談窓口や行政機関からのご紹介にも対応しています。「まず何から始めればいいか分からない」という段階からのご相談も歓迎しています。
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