解決事例 / Case Study

告知事項のある我が家を、納得のかたちで売却するまで

神戸市東灘区・告知事項のある自宅のふっかつ物語

神戸市東灘区にお住まいの方から、ご自宅についてのお問い合わせをいただきました。きっかけは、当社のホームページとSNS。「事故物件に詳しそうだ」と感じて、連絡をくださったそうです。

ご自宅は、過去に「告知事項あり」の物件として購入されたものでした。10年ほど前に敷地内で自死があったという事情を、購入時に説明を受けたうえで、立地や物件の価値を評価して購入を決められたといいます。以来、ご自宅として暮らしてこられましたが、住み替えを決めて売却を考え始めたとき、ふと不安がよぎりました。「この家は、売るときに不利になるのだろうか」。その思いを抱えて、私たち『ふっかつ不動産』にご相談いただきました。

ご相談者さまが抱えていた3つの不安

1. 「事故物件」という言葉の重さ

ご自身は納得して購入した家でしたが、いざ売る側に立つと「事故物件」であることの不安を大きく感じることになりました。 告知事項があるというだけで敬遠され、大きく値下げしなければ売れないのではないか。「事故物件」という言葉のイメージが、漠然とした不安につながっていました。

2. 売り方によって、手元に残る額が変わるのではないか

告知事項のある物件は、一般の仲介で買い手が見つかるのか。やはり、買取で安く手放すしかないのではないか。そもそも、買取してもらえるのか…。 売り方によって、最終的に手元に残る金額は変わります。どの方法が我が家にあった売却方法なのか、判断する材料がありませんでした。

3. 事情に即して相談できる相手がいない

事故物件と一口に言っても、事情は物件ごとにまったく異なります。不動産会社はたくさんありますが、告知事項のある物件の扱いに慣れているかどうかは分かりません。 神戸で我が家の事情を踏まえた具体的な話を聞けるのはどの会社なのか分からないことが、大きな悩みになっていました。

価値を活かす売却へ導いた、解決までの3つのステップ

神戸市東灘区の告知事項のある自宅について、ご相談者さまと売却方針を打ち合わせるふっかつ不動産スタッフのイメージ

STEP1: 物件の価値を見極め、売り方をご提案

まず現地調査を行い、ご自宅の状況と購入時の経緯をじっくり伺いました。事案が起きた場所は建物内ではなく敷地内でした。すでに10年ほどが経過しており、立地や周辺市場の動きも追い風になっていました。これらを総合的に見て、必要以上に不利に考えすぎる必要はないと判断しました。そのうえで、急いで買取に出すよりも、物件の価値を活かしてリフォームを施し、仲介で販売する方が、手元に多く残せる可能性が高いとご提案しました。

STEP2: 価値を引き出すためのリフォーム

住まいとしての魅力をどう取り戻すかが、価格を左右します。事故物件を数多く手がけてきた経験から、どこに手を入れれば買い手に響くのかを見極め、必要な範囲のリフォームを行いました。水回りや内装など、暮らしの印象を大きく左右する部分に重点を置き、過剰に費用をかけるのではなく、費用と効果のバランスを取りながら進めました。手を入れるほど価格が上がるとは限らないからこそ、物件本来の価値を引き出すために必要な作業の見極めが欠かせません。

STEP3: 告知事項を適切に伝えた、仲介による販売

告知の要否や伝え方は、事案の内容や取引のかたちによって変わります。時間が経過しているからといって、必ず告知が不要になるわけではありません。 今回は事情を一つずつ確認し、買主の方へ適切にお伝えしたうえで販売活動を進めました。告知すべき事実を伏せたまま売却すると、後のトラブルにつながりかねません。だからこそ、事実を誠実に開示することを前提に、そのうえで物件の魅力がきちんと伝わる見せ方を工夫しました。ご相談者さまご自身がそうであったように、立地や価値を評価してくださる買い手は確かにいらっしゃいます。

新たな始まり

販売を開始してから数ヶ月。ご自宅は、立地と住まいの価値を評価してくださった新しい買い手のもとへと引き継がれました。買取で急いで手放すのではなく、仲介というかたちを選べたことで、結果として手元に残る金額を増やすことにつながりました。

ご相談者さまからは、「事故物件という言葉のイメージで、ずっと売れないのではと気がかりでした。価値を活かす方法を一緒に考えていただき、納得できるかたちで手放すことができました」という言葉をいただきました。

不安を抱えて相談に来られた方が、最後には次の暮らしへ歩み出される。「事故物件だから」と諦めるのではなく、その家の価値を見極め、いちばん合った売り方を一緒に探すこと。事故物件と向き合い続けてきた私たちだからこそ、できるお手伝いがあります。これからも一件ずつ、不安に寄り添いながら解決まで一緒に歩んでいきます。

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